台風で強風域に 沖縄・南大東島から報告
強い台風11号がゆっくりとしたスピードで日本列島に近づいている。6日午前、強風域に入った沖縄県の南大東島から江口友起記者が報告。
南大東島では6日午後1時前、最大瞬間風速24.7メートルの強い風が観測されている。また、南大東島の気象台によると、波が6メートルを超える恐れがあることから、6日未明から波浪警報が出ている。
住民らも台風の接近で不安が募っているようだ。台風には慣れているのだが、フェリーの欠航で島に食料品が入らなくなることなどを心配する声が聞かれた。島ではすでに、住民らが家の窓に板を打ち付けたり、風力発電の風車をあらかじめ倒したりするなどの対策をとっている。
南大東島は7日明け方にも暴風域に入るとみられていて、役場ではまもなく要援護者の避難を始めるとともに、6日夜にも災害対策本部を設置し、台風の襲来に備えている。