福島第一3号機 推定以上の核燃料溶けたか
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東京電力は福島第一原発3号機で、これまで推定されていたより多くの核燃料が格納容器の底に溶け落ちている可能性が高いことを明らかにした。
3号機は、2011年3月14日の午前11時1分に水素爆発を起こしたが、東京電力はこれまで爆発の約24時間前に核燃料が溶け始め、その一部が格納容器に溶け落ちたと分析していた。
しかし、その後、原子炉の圧力データや、注水システムの状態などを詳しく分析した結果、3号機で核燃料が溶け始めたのはこれまでの想定より5時間以上早く、さらに核燃料の大部分は圧力容器を突き破って格納容器の底に溶け落ちた可能性が高いという。
今回の分析結果を踏まえると、格納容器内に溶け出た核燃料の取り出しが、今後、一層難航するとみられている。