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最終処分場候補地の町長ら“白紙撤回を…”

2014年8月18日 18:04
最終処分場候補地の町長ら“白紙撤回を…”

 福島第一原発事故で放射性物質に汚染された「指定廃棄物」の最終処分場の建設をめぐり、7月、建設候補地に選定された栃木県塩谷町の町長らが環境省に対し、候補地選定の白紙撤回を求める意見書を提出した。

 塩谷町議会・田代浩敏議長「白紙撤回を強く求める意見書を全会一致で採択した。我々1万2000の町民の総意ですので、一つ重く受け止めていただきたい」

 塩谷町の町長や議会関係者らは、候補地が水源やダムに近く、環境や農業などへの影響だけでなく、風評被害が懸念されるため「建設は断じて容認できない」として、候補地選定の白紙撤回を求めた。

 環境省の井上副大臣は、「まずは詳細調査を受け入れてほしい」と述べ、住民への説明の機会を求めた。