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塩谷町“指定廃棄物”巡り環境省の説明拒否

2015年6月26日 23:05
塩谷町“指定廃棄物”巡り環境省の説明拒否

 福島第一原発事故に伴って発生した放射性物質を含む「指定廃棄物」の処分を巡り、栃木県内の処分場の候補地に指定された塩谷町が、環境省の説明を改めて拒否した。

 塩谷町の職員は、小里環境副大臣に見形町長の名義の文書を手渡した。文書では、処分場の建設を前提とした環境省の説明を改めて拒否している。

 塩谷町は福島第一原発事故に伴って発生した栃木県内の「指定廃棄物」の処分場の候補地に指定されており、環境省は25日、塩谷町を訪れ、処分場の必要性を説明する場を設けてほしいと求めていた。

 一方、指定廃棄物を、それぞれの都や県の中で処分するという政府の方針などについて議論する会議が開かれた。方針についての異論は出なかったが、塩谷町のように処分場の候補地に指定された自治体が建設に反対する動きは、栃木県や宮城県などで起きている。