汚染水保管タンク配管から水漏れ 第一原発
福島第一原発で、汚染水をためるタンクの配管部分から汚染水が漏れているのが見つかり東京電力が調査している。
汚染水の漏れは、福島第一原発で燃料の冷却に使った高濃度の汚染水を保管するタンクに別のタンクから水を移す作業中に東京電力の社員が見つけた。水滴は、タンクから別のタンクへつなぐ配管の先を蓋でふさいでいる部分から、約0.7リットルが漏れ出した。作業員が弁を閉め直した所、漏れは止まったという。
漏れ出した汚染水は堰の外には出ていないが、放射性セシウムが1リットルあたり約5900ベクレル含まれていた。東京電力では、作業員がタンクの弁の閉め具合を確認していなかったのが原因とみて、作業手順を見直すなど対策を強化する方針。