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福島第一原発で汚染水漏れ 高濃度の可能性

2015年5月29日 22:15
福島第一原発で汚染水漏れ 高濃度の可能性

 東京電力・福島第一原発で、ホースから汚染水が漏れているのが見つかった。高濃度の汚染水が海に流れていた可能性がある。

 東京電力によると、汚染水が漏れていたのは福島第一原発構内の側溝にある建屋とタンクをつなぐホースで、29日午前10時過ぎに作業員が漏れを見つけ、その約20分後に漏れを止めた。ホースには1センチ程度の穴が空いていて、漏れたのは溶け落ちた核燃料に直接触れた「高濃度汚染水」の可能性があるという。

 汚染水が漏れたホースがある側溝は、海に直接流れ込む「K排水路」と呼ばれる排水路につながっており、東京電力がこの排水路の水を調べたところ、放射性物質の濃度が27日(29Bq/l)に比べて、28日は41倍の1200Bq/l、29日は48倍の1400Bq/lになっていたことがわかった。高濃度の汚染水が海に流れ出していた可能性もある。ただ、漏れた量や濃度、いつから漏れていたかはわかっておらず、東京電力が調べている。

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