台風18号 強風域の鹿児島県、海も大しけ
4日、今年最強クラスと言われる台風18号は大型で非常に強い勢力を保ったまま沖縄の東の海上を自転車くらいのスピードで北上している。台風の強風域に入っている鹿児島県奄美市から中村大輔記者が中継する。
鹿児島県内では屋久島の尾之間で25.6メートル、奄美市の笠利で25.2メートルの最大瞬間風速を観測した。奄美市では住宅の窓を板で補強して台風に備える人の姿が見られた。海も大しけとなっていて、うねりを伴った高い波が次々と押し寄せている。
5日正午までの24時間に予想される雨の量は大隅地方や種子島・屋久島地方で200ミリ、奄美地方で150ミリと予想されている。奄美地方の北部は4日夜遅くにも風速25メートル以上の暴風域に入る恐れがある。台風は5日夕方、県本土に最接近するとみられていて、厳重な警戒が必要。