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台風接近、福島第一原発で“水漏れ”警報

2014年10月6日 14:12
台風接近、福島第一原発で“水漏れ”警報

 大型で強い台風18号は、関東の東海上に抜け、強い勢いのまま東北地方に接近し、雨と風が強まっている。福島県いわき市から福島中央テレビ・緒方太郎アナウンサーが報告する。

 福島県内では午前11時20分頃、いわき市小名浜で1時間に49ミリと、10月の観測史上最大となる非常に強い雨が降った。このため、いわき市では「土砂災害警戒情報」や、「避難準備情報」を出し、高齢者などに早めの避難を呼びかけ、午後1時時点で31人が自主避難している。

 また、福島第一原発では大型クレーンなどの重機を固定し、ほとんどの作業を中止していたが、午前11時頃、廃炉作業中の1号機と3号機で水漏れを知らせる警報が鳴った。大量の雨水が建屋に侵入したとみられ、東京電力が状況を確認している。また汚染水タンクを囲むせきについても雨水があふれないよう、パトロールを強化しているという。