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台風19号の暴風域 沖縄・那覇から中継

2014年10月11日 17:54
台風19号の暴風域 沖縄・那覇から中継

 台風19号の暴風域に入り、沖縄は大荒れの天気となっている。那覇市内から川満アンリリポーターが中継。

 11日早朝から台風の暴風域に入った那覇市内では、午後になって、吹き付ける雨が激しさを増しているように感じる。県内各地で停電も広がっており、これから夜にかけて住民の不安も高まりそうだ。

 沖縄本島南部の南城市では、午前10時すぎに最大瞬間風速49.7メートルを観測した。沖縄県などによると、那覇市の20代の男性と糸満市の9歳の女の子が、いずれもドアに挟まれて指を切断するなど、県内で計21人が重軽傷を負ったほか、宜野湾市で物置の壁が飛ぶなど、家屋の被害も出ている。

 県内で557人が公共施設などに自主避難しており、名護市や浦添市の約3400世帯に避難勧告が出されている。また、午後4時現在、県内約3万3000世帯で停電している。

 交通機関は、那覇空港が閉鎖され、すべての航空便が欠航したほか、沖縄本島内のバスやモノレールも朝から運休した。また、豊見城市では、12日に予定していた市長選挙の投開票が1週間後の19日に延期された。

 沖縄本島地方は、これから12日にかけて長時間、激しい雨と風に見舞われるおそれがあり、家屋や作物などへの被害のほか、沿岸部や低い土地への浸水も懸念される。