東京－名古屋間で２０２７年の開業を目指すリニア中央新幹線について、太田国交相は１７日、ＪＲ東海の工事計画を認可した。リニアの建設がついに始まる。

　太田国交相は、ＪＲ東海が申請していたリニア中央新幹線の工事実施計画は環境配慮などの面でも妥当だとして、１７日、工事を認可した。今月にも地元住民への説明会を始め、来年以降に着工する見通し。

　ＪＲ東海・柘植康英社長「（開業目標の）２０２７年まで１３年ということで、余裕があるということでは決してない。従って、これから行っていく作業を迅速に進めていく必要がある」

　東京－名古屋間を最短４０分で結ぶリニア中央新幹線は、全体の約８割がトンネルで、自然環境への影響なども指摘されていることから、太田国交相は認可にあたって、環境保全や地元住民の理解を得ることなどを求めた。