えびす食中毒事件 遺族らが運営会社を提訴
富山県などでユッケを食べた客ら5人が死亡した「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件で、遺族や被害者9人が店の運営会社などに2億5000万円余りの損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。
訴えを起こしたのは、2011年に起きた「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件で、当時中学2年だった二男を亡くした男性(52)ら9人。遺族らは、焼き肉店を運営していたフーズ・フォーラス社や元社長らには衛生管理を怠った責任があり、肉の卸売業者などには販売先に食中毒を防ぐための必要な情報提供を怠った責任があるとして、合わせて2億5700万円の損害賠償を求めた。