アスベスト被害、一括で和解応じる~厚労相
大阪・泉南地域のアスベストによる健康被害をめぐる裁判で最高裁判所が国の責任を認めたことを受けて、塩崎厚生労働相は、一括で原告との和解に応じると述べた。
塩崎厚労相は21日、大阪泉南アスベスト訴訟について、最高裁判所が賠償額を算定するため審理を大阪高裁でやり直すとした原告28人についても、勝訴が確定した原告と同じ内容で賠償するとして、裁判所に和解を申し入れると述べた。また塩崎厚労相は、原告に面会し謝罪する考えを示した。
さらに、これらの原告以外にも、1958年から1971年にかけてアスベスト工場で働いたことが原因で健康被害が起きたとする人も裁判を起こしてもらい、今回の判決と同様に国の責任が認められれば、同じ内容で賠償すると述べた。