霧島連山・硫黄山に「火口周辺警報」
宮崎県と鹿児島県にまたがる霧島山の硫黄山周辺に「火口周辺警報」が発表され、宮崎県えびの市は周辺の約1キロの範囲を立ち入り禁止とした。
気象庁は24日午前10時、霧島山の硫黄山周辺に出していた活動が静かな状態を表す「噴火予報」を「火口周辺警報」に引き上げ、周辺約1キロで小規模な噴火の可能性があると警戒を呼び掛けた。これを受け、宮崎県えびの市は硫黄山から約1キロを立ち入り禁止にして、登山者の下山を確認次第、看板などを設置する方針。
硫黄山周辺では、去年12月頃から火山性地震が発生し、今年8月には地下でのマグマや水蒸気の動きを示す、火山性微動が観測されていた。