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“上京型”振り込め詐欺、未然に防止

2014年11月10日 20:24
“上京型”振り込め詐欺、未然に防止

 「上京型」と呼ばれる振り込め詐欺の手口で、先週、仙台市の男性が1300万円をだまし取られそうになる事件があったが、警視庁と埼玉県警が連携し、被害を未然に防いだ。警視庁は同様の手口の詐欺に注意するよう呼びかけている。

 警視庁によると、5日、東京・品川区の交番を40代の男性が訪れ、「仙台の父親が振り込め詐欺の電話を受け、1300万円を持って新幹線で東京駅に向かっている」と訴えた。その後、警視庁の連絡を受けた埼玉県警の捜査員が大宮駅で新幹線に乗り込み、東京駅に到着する前に、この父親を発見して保護したという。警視庁に対し、父親は、「息子を名乗る男から『商売に失敗した。東京駅に現金を持ってきて』と言われた」と説明したという。

 地方から東京に現金を持参させる「上京型」と呼ばれる手口の振り込め詐欺に、警視庁は注意を呼びかけている。