振り込め詐欺対策 警視庁と事業者が連携
高齢者の振り込め詐欺などの被害を減らそうと、警視庁は介護事業者と連携した取り組みを始めた。
警視庁は11日、デイサービスや訪問介護などを利用する高齢者に対し、最新の特殊詐欺の手口やその対策を伝えるという協定を東京・福生市などの介護事業者との間で締結した。締結式では劇団員による特殊詐欺の手口を紹介した寸劇も披露された。
去年1年間で都内で起きた振り込め詐欺など特殊詐欺の被害は2311件、約80億円に上っていて、被害者の多くは65歳以上の高齢者だったという。
警視庁は、高齢者らが多く利用する介護サービスの現場で注意を促すことで被害を減らしたいとしている。