振り込め詐欺被害を防ぐ 8人に感謝状
振り込め詐欺による被害が高齢者を中心に依然として深刻な中、警視庁は23日、被害を未然に防いだ金融機関の窓口担当者らに感謝状を贈った。
感謝状を贈られたのは、東京・葛飾区の郵便局や銀行などで振り込め詐欺の被害を未然に防いだ窓口や営業担当者ら8人。警視庁によると、都内で起きた振り込め詐欺の被害総額のうち、約7割が金融機関を通じて振り込まれたもので、窓口などでの未然防止が重要になっているという。
詐欺被害を防止した亀有信用金庫・中田健太郎さん(25)「普段の様子やこのお客さまがどういうお客さまか、担当として雰囲気だとか人となりがわかるので、ちょっと違うところはすぐに気づきます」
都内では今年、既に26億円以上の被害が出ており、警視庁は金融機関への協力呼びかけや詐欺グループの摘発に力を入れている。