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蔵王で“火山性微動”気象台が注意呼びかけ

2014年11月20日 18:32
蔵王で“火山性微動”気象台が注意呼びかけ

 宮城県と山形県の境にあり、今年8月以降、火山活動の高まりが見られている蔵王山で19日夜、比較的規模の大きい火山性微動が発生した。

 仙台管区気象台によると、蔵王山では19日午後9時49分頃から約7分半にわたり、これまでに観測された中では比較的振幅の規模が大きい火山性微動が観測された。また、その後1時間ほどの間に小さな火山性微動が2回発生した。これに伴い、山頂南側の地面がわずかに盛り上がる変化が見られたものの、その後の望遠カメラなどでの観測では異常は認められていないという。

 蔵王山は今年8月以降、火山性微動や地震など火山活動の高まりが見られていて、気象台では登山などで火口に近づく際は十分注意するよう呼びかけている。