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武家屋敷跡で“こも掛け” 石川・金沢市

2014年12月1日 15:51
武家屋敷跡で“こも掛け” 石川・金沢市

 石川県金沢市の長町武家屋敷跡では、冬の間、土塀を雪から守る「こも掛け」の作業が始まった。

 こも掛けは、土塀に浸透した水分が凍って塀を傷つけたり、雪どけの際に土がはがれたりするのを防ぐために、金沢市が毎年設置している。1日は、雨が降りしきる中、委託を受けた造園業者の職人ら約20人が作業にあたり、わらで編み込まれたこもを土塀に手際よく取り付けていった。

 こもの総延長は、この武家屋敷跡一帯だけで約1キロになるという。金沢の冬の風情が漂う「こも掛け」は、来年3月中旬頃まで設置される。