両陛下、従軍画家の展覧会を鑑賞
天皇・皇后両陛下は6日、戦時中の従軍画家として知られる宮本三郎の展覧会を鑑賞された。
6日午前、天皇皇后両陛下は東京・世田谷区の宮本三郎記念美術館を訪れ、付近の住民から「おはようございます」と出迎えられると手を振ってこたえられた。昭和の洋画家・宮本三郎(1905~74)は戦時中は従軍画家として戦争記録画を描き、戦後は人物画を中心に穏やかな作風に転じたことで知られる。両陛下は、戦時中と戦後の絵を見比べながら「戦争の時はかなり写実的で報道(写真)のような」と感想を述べられていた。
また両陛下には、1959年のご成婚の際、宮中三殿での結婚の儀式を描いた絵が贈られたということで、両陛下は案内した長女の美音子さんらに「いつもその(結婚記念日)時期になると飾っているんですよ」と明かされていた。