トンネル崩落も想定…災害ロボット実証実験
災害や事故の現場で迅速かつ安全に復旧活動を行うため、災害調査ロボットの開発を進める国土交通省は8日、初めて、トンネル崩落事故を想定した実証実験を行った。
9人が死亡した笹子トンネルの天井板崩落事故などを受け、国土交通省は2013年から経済産業省と合同で、入り口ががれきでふさがったり、人が立ち入れなくなったりした現場で活躍する災害調査ロボットの開発を行っている。8日は、トンネル崩落事故を想定した初めての実証実験が行われ、ガスセンサーや計測装置などを搭載したロボットががれきに見立てた障害物をよけながら走行した。
国土交通省は今回の実験結果を基にロボットの改良を行い、来年度の実用化を目指している。