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横田めぐみさんの両親、講演活動を再開

2015年1月13日 21:51
横田めぐみさんの両親、講演活動を再開

 北朝鮮による拉致被害者・横田めぐみさんの両親は13日、休止していた講演活動を2か月ぶりに再開し、「もうこれ以上時間をかけることはできない」と一刻も早い救出を訴えた。

 2か月ぶりとなった講演会は、東京・立川市の中学校で行われた。

 父・滋さん(82)「関心を持ってくださることが一番大きな力になっています」

 母・早紀江さん(78)「めぐみは37年という年月、どこに行ったのか分からない、何があったのか分からない。時間がたちすぎています。もう、これ以上時間をかけていくことはできません」

 北朝鮮が拉致被害者などの全面調査を行う特別調査委員会を立ち上げて半年が経過したが、いまだ具体的な報告はない。これについて、早紀江さんは「政府が国民の命を取り返すのが当たり前のことなんだと真剣に勝負すれば、道筋が見えるはず」と訴えた。

 一方、拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表は13日、山谷拉致問題担当相と面会し、「期限を切って北朝鮮に調査結果の報告を迫ってほしい」と改めて求めた。山谷拉致問題担当相は「第1回の報告はすでに来ていなければおかしい時期」と話し、北朝鮮に対する対応について検討を重ねると答えたという。