住民を襲撃のイノシシ、ついに捕獲 西宮市
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兵庫県西宮市にある人口の島・西宮浜で今月に入り、人がイノシシに相次いで襲われる事件があった。西宮市が捕獲に乗り出し、30日、ついに捕獲された。
30日朝、西宮浜の雑木林にいたのは、体長約1メートルはあろうかという巨大な1頭のイノシシ。イノシシを捕まえるため、ねぐらとしている公園内に西宮市がワナを仕掛けており、30日午前9時頃、ワナにかかった雌のイノシシが発見された。地元猟友会のメンバーらが7人がかりでイノシシをオリの中に入れようと試み、開始から40分、ついに捕獲となった。
今月に入り、相次いでイノシシが出現していた西宮浜は海に囲まれた人工の島で、この島では2年ほど前からイノシシが目撃されていたが、今月に入り、人を襲う事件が頻発していた。
今月17日、犬を散歩していた夫婦がイノシシに襲われ、73歳の夫は右足、64歳の妻が左腕をかまれ、軽傷を負った。さらに、その翌日には、24歳の男性がジョギング中に突然現れたイノシシに右足のふとももをかまれ、全治2週間のケガをした。
この事態を受け、西宮市は本格的に捕獲に乗り出し、30日、ついに捕獲となった。捕獲されたのは住民に危害を加えたイノシシと同じとみられている。
西宮市産業環境局・岩崎敏雄産業部長「捕獲できてほっとしています。当初は捕獲したイノシシは殺処分すると発表しましたが、西宮浜に戻ってくることがない、山奥に放獣を完了しております」
しかし、現在、西宮浜には、これ以外にも多くのイノシシが住みついているとみられ、今後、市はこれ以上増えないように除草など対策を重ねていくという。