江戸時代から伝わる奇習「加勢鳥」上山市
山形県上山市に江戸時代から伝わる奇習「加勢鳥」が11日に行われ、みのをかぶった加勢鳥たちが温泉街を練り歩いた。
「加勢鳥」は今から約400年前に始まったとされる上山伝統の民俗行事で、「稼ぎ鳥」や「火勢鳥」が語源とされ、「ケンダイ」と呼ばれるミノをかぶった加勢鳥に祝いの水をかけ、商売繁盛などを願う。今年は外国人3人、県外から9人を含む28人が参加した。
11日の山形市は最高気温が0.6℃だったが、沿道の住民からは商売繁盛や火の用心の願いを込めて容赦なく水が浴びせられた。
加勢鳥たちは身震いしながらも威勢のいい掛け声を上げながら、約3時間かけて上山市内を練り歩いた。