厚労省・分科会「残業代ゼロ」制度まとめる
13日に開かれた厚生労働省の分科会で年収1075万円以上の高度な専門職の人を対象に、働いた時間ではなく、成果で給与を決めるいわゆる「残業代ゼロ」制度をとりまとめた。ただ、この制度は、「働き過ぎにつながる」という懸念の声もあり、厚労省はすべての労働者について働き方を根本的に見直し、長時間労働を抑制することを企業に呼びかけている。
今回、厚労省の分科会は、「これ以上の残業は禁止」といった上限を法律で定めることはしなかった。長時間労働をどう抑えるか、各企業の姿勢にかかっている。