北陸新幹線が構想から半世紀を経て１４日、開業した。東京から金沢まで約２時間半で結ばれる。

　ＪＲ東京駅と金沢駅では１４日、それぞれ一番列車の出発に合わせて開業を祝うセレモニーが行われた。

　北陸新幹線は東京から長野までが先行開業していたが、構想から５０年を経て今回、金沢まで延伸された。最も速いタイプの列車「かがやき」では、東京－金沢間が約２時間半で結ばれ、これまでより１時間２０分短縮される。

　沿線では、早朝から多くの人が一番列車を待ち構え、開業を祝った。今後、北陸では首都圏との交通の利便性が向上することで、観光客やビジネス客の増加とともに、企業の進出など経済効果が期待されている。