防衛省が作業継続 沖縄県知事「大変遺憾」
沖縄県の翁長知事は23日、防衛省に対しアメリカ軍普天間基地の移設に伴う名護市辺野古での海上作業を停止するよう指示したが、防衛省は24日も海上作業を続けた。
辺野古沖では24日も、防衛省による作業が続けられた。海上に設置された台船からは、海底のボーリング調査に使うパイプが降ろされており、作業員が機材を操作する様子が確認された。
翁長知事は、防衛省が投下したコンクリートブロックでサンゴ礁が壊れているとして、県による調査が終了するまで、ボーリングなどの海上作業をすべて停止するよう23日、防衛省の沖縄防衛局に指示していた。
翁長知事は24日夕方、記者団の質問に答え、政府の対応を批判した。
翁長知事「作業継続というこういった結果は、大変遺憾に思っております。(作業停止の)指示を真摯(しんし)にとらえ、適切に対応してもらいたい」
翁長知事は、国が作業停止の指示に従わない場合、海上での工事に必要な岩礁破砕許可を取り消す考え。