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双葉町の中間貯蔵施設 廃棄物の搬入開始

2015年3月25日 21:27
双葉町の中間貯蔵施設 廃棄物の搬入開始

 除染廃棄物を30年保管する中間貯蔵施設に、今月13日に大熊町への廃棄物の搬入が始まったのに続き、25日からは双葉町への搬入が始まった。

 国は、双葉町と大熊町の第一原発周辺に、除染廃棄物を30年にわたり保管する中間貯蔵施設を建設する計画で、予定地へ廃棄物の試験的な輸送を始めている。

 25日は、原発から3キロほど離れた双葉町にある双葉高校の近くの仮置き場から、約12立方メートルの除染廃棄物が一時的な保管場へ運ばれた。住民への配慮から大熊町では彼岸中の作業は中止されていて、双葉町では彼岸明けを待っての作業開始となった。除染廃棄物は、敷地内専用のトラックに積み替えられた後、一時保管する場所へ1袋ずつ丁寧に運び込まれていた。

 環境省は、今後1年間で県内43の市町村から約1000立方メートルずつを試験的に運搬し、安全性などに問題がないかを調べる予定。