“廃棄物会社”サイバー攻撃 輸送一時停止
福島第一原発事故に伴う除染廃棄物の輸送を監視する会社がサイバー攻撃を受けてウイルスに感染した可能性があることが分かり、輸送が一時停止した。
原発事故に伴う福島県内の除染廃棄物を保管する大熊町と双葉町の中間貯蔵施設の予定地には現在、仮置き場からの試験輸送が行われている。
その状況は環境省の委託を受けた「中間貯蔵・環境安全事業」が衛星などを使ったシステムで監視しているが、この会社の北海道事業所にあるパソコン2台がサイバー攻撃を受け、ウイルスに感染した可能性があることが分かった。
このため、17日に予定されていた川内村の仮置き場から大熊町への輸送が一時停止したが、監視システム自体へのウイルスの感染はなく、安全が確認されたことから17日午後に輸送が再開された。