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オシャレ化する「北千住」なぜ若者増えた?

2015年4月22日 16:04
オシャレ化する「北千住」なぜ若者増えた?

 東京都足立区、荒川と隅田川に挟まれた「北千住」。「つくばエクスプレス」「日比谷線」など、5路線が乗り入れる都市でありながら、かつては“人影の少ない街”として悩んだ時期もあったといいます。その街に、いま若者の姿が目立つようになってきています。その理由とは?

 若者向けの雑誌でも特集が組まれるようになった北千住。再開発された駅前には大型の商業施設もあり、にぎやかな印象を受けます。しかし、駅近くの路地を進んでいくと、仕事帰りのお父さんたちがくつろぐ飲み屋さんが数多く並んでいます。昔ながらの北千住の面影が残るエリアです。

 そんな路地の中に、今風のカフェがありました。戦前から残る一軒家を改築した古民家カフェです。店長によると、以前の北千住にはそこまでカフェブームを感じなかったものの、最近は徐々に若い人の姿が増え始めたとのこと。大学ができた影響などで、北千住が“若者の街”としてクローズアップされはじめたのではといいます。

 実は、北千住は、駅には乗り換え客が多いものの、“街に出てくる人”が少ないことが長年の悩みでした。その打開策として期待されたのが、駅前にある「東京電機大学」です。街は再開発が始まった10年ほど前から、少子化で廃校になった小中学校の跡地に積極的に大学を誘致。こうして現在駅周辺には4つの大学キャンパスが誕生し、北千住は、若者でにぎわう街へと変わったのです。

 昔ながらの路地に若者をターゲットにしたお店も目立つようになり、中には行列ができる飲食店も。開店当時は、北千住で若者向けのメニューが受け入れられるか不安だったものの、今では若者がどんどん街に流れてきていることを実感しているそう。

 取材当日は土曜日でしたが、地元の学生だけでなく、埼玉や千葉から食事にきたお客さんの姿もあったそうです。どんどんオシャレになっていく北千住にこれからも注目です。

お店の詳細情報などはOha!4ホームページをご覧下さい
http://www.ntv.co.jp/oha4/research/75452.html