東海村のJ-PARC実験施設 運転再開
2013年5月に放射性物質漏れ事故を起こして停止していた茨城県東海村にあるJ-PARCの実験施設が24日、運転を再開した。
この事故は2013年5月、東海村にある「ハドロン実験施設」と呼ばれる加速器の実験施設で起きたもので、装置の誤作動で施設内の放射線量が通常の約10倍に上昇。研究者など34人が内部被ばくをしたほか、人的ミスにより微量の放射性物質が管理区域外に漏れ出た。その後、J-PARCでは再発防止策に基づき施設の改修を行っていたが、今月行われた国の検査に合格したことなどから再開を決めたという。
J-PARCは、「安全を最優先として施設運営を行い、研究成果によって科学技術の発展に貢献していきたい」としている。