“航空券届かない”旅行代理店が事業廃止
東京・渋谷区の旅行代理店が取り扱っていた航空券が、届かないなどの相談が相次いでいることが分かった。この旅行代理店は、ゴールデンウイークの連休を前に廃業している。
東京都によると、1日付で廃業届けが出されたのは、渋谷区にある旅行代理店「渋谷トラベルプラザ」で、主に国内の格安航空券を扱っている。しかし、3月末頃から東京都の消費生活総合センターなどに対し、「航空券を予約して代金を振り込んだのにチケットが届かない」などの相談が寄せられるようになったという。相談件数はゴールデンウイークを前に増え、現在約600件ほどになっている。
「渋谷トラベルプラザ」とは3月末から連絡がつかない状態になっているということで、相談の中には家族4人の航空券代として約30万円を支払ったという人もいたという。
都によると、チケットが届かない人は都の窓口に申し出れば「渋谷トラベルプラザ」が拠出している保証金の中から旅行代金の一部が返還されるという。