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ユニーク“ご当地バリケード”きっかけは?

2015年5月16日 18:51
ユニーク“ご当地バリケード”きっかけは?

 福岡市の企業がユニークな安全柵・バリケードをつくった。工事現場に親しみを与えてくれるそのバリケードが今、注目されている。

 ずらりと並んだおじぎをする女の子たちは、工事現場用の安全柵・バリケード。沖縄の伝統的な衣装を着た女の子や、鹿児島の桜島、京都の着物姿など、その服装は実にカラフルで色とりどり。このバリケードはまた、すぐに着せ替えることができるのが特長だ。

 制作会社は福岡市中央区のグリーンクロス。工事現場で使う標識や看板の販売・レンタルを行っている。福岡県の産業デザイン賞を受賞したこともある、この人型のバリケード。当初は、工事現場でそのまま利用していたが、京都市の東映太秦映画村の工事の際に、社員が遊び心で舞妓(まいこ)姿のカバーをかけることを提案。これを外国人がインターネットに投稿し、話題になった。

 そして去年、このカバーは特許を取得。絵柄や注文枚数にもよるが、価格は1枚あたり数千円だという。現在のデザインは47種類。西日本を中心に、さまざまな現場で活用されている。

 グリーンクロス・久保孝二社長「自治体のPRにもなりますし、通行人の目も楽しませることができるので、ものすごく評判がいい」

 デザインは、グリーンクロスのデザイナーが土地の文化や祭り、名物などを取り入れて制作している。

 久保社長「2020年の東京オリンピック開催であったり、これから建設ラッシュになっていきますので、日本の良さを海外にPRするとか、現場の人の気持ちを和ませるとかのお役にたてるといいなと思います」

 福岡の会社が生んだユニークな人形型バリケード。各地の工事現場にほっこりと和む気持ちを届ける。

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