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“大卒就職率”96.7% 7年ぶり高水準

2015年5月19日 10:56
“大卒就職率”96.7% 7年ぶり高水準

 今年3月に大学などを卒業した人の就職率は96.7%で、7年ぶりの高い水準となった。景気の回復で、企業が新入社員の採用を増やした結果とみられている。

 厚生労働省と文部科学省が全国112の大学などを抽出し、今年3月に卒業した学生の4月1日時点の就職状況を調べたところ、就職率は96.7%だった。これは、リーマンショック前の2008年4月の97.9%に次ぐ高い水準。厚労省は「景気の拡大で、企業の採用意欲が高まった結果だ」と分析している。

 一方、厚労省によると、今年、高校を卒業した人の3月31日時点の就職内定率は98.8%で、1992年以来23年ぶりの水準となった。製造業をはじめ、ほとんどの産業で求人数が増えて全国的に内定率が上昇した。