関東で震度5強 首都圏は夜遅くまで混乱
30日夜、関東で震度5強の強い揺れを観測する巨大地震が発生。ケガ人が出たほか、交通機関も乱れ、夜遅くまで混乱が続いた。
30日午後8時24分ごろに発生した巨大地震は、震源が小笠原諸島西方沖マグニチュードは8.1と推定され、東京都の小笠原村母島と神奈川県二宮町で震度5強の強い揺れを観測した。
今回の地震で津波は起きず、母島、二宮町ともに目立った被害はなかったが、総務省消防庁によると、東京・神奈川・埼玉で、転倒やヤケドなどで合わせて12人がケガをした。また東京・港区の六本木ヒルズでは、高層階と地上を結ぶエレベーターが停止し、最上階の52階に一時、多くの客が閉じ込められた状態になった。
東海道新幹線やJR山手線などが一時、運転を見合わせるなど、交通機関にも影響が出た。千葉県浦安市のJR舞浜駅では、ダイヤの乱れで東京ディズニーランドから帰宅する人たちが電車に乗れず行列を作った。
気象庁は、今回は震源が682キロと非常に深かったため、強い揺れを伴う余震の恐れは少ないとみられるとしている。