日本産科婦人科学会は、「不妊」に定義される妊娠しない期間を現状の２年から１年に短縮する方針であることが分かった。

　日本産科婦人科学会は「不妊」の定義について、現状は「２年以上妊娠しない状態」としているが、これを今後は「１年以上妊娠しない状態」に変更するとしている。アメリカなどでは、不妊の定義は「１年以上」になっているということで、日本産科婦人科学会は「晩婚化社会と言われている中で、不妊の定義を変えることで１年たっても妊娠しなければ、病院に行くきっかけになればいい」と話している。

　日本産科婦人科学会は今後、産婦人科医らから意見を聞き、８月の理事会で正式決定する方針。