利用者を“暴行” 障害者施設で説明会
施設の元職員が利用者への暴行の疑いで逮捕されるなどした山口県下関市の障害者福祉施設で13日、保護者を対象にした説明会が開かれた。
下関市の障害福祉サービス事業所・大藤園で開かれた説明会には利用者の保護者45人が出席した。会では、施設側が今回の虐待について謝罪し、改善策として、密室状態となっている作業場の中が見えるようにすることや、作業場・廊下にカメラを設置することなどを説明したという。保護者会には市の福祉部の担当者も参加していて、保護者から、市が検討している処分について要望が出されたという。
下関市福祉部・高田昭文部長「利用者のことをよく考えてくれということで、考えますと答えた」
利用者の保護者「いろいろと突っ込んだやり取りがあったので、良い方向で改善されると期待している」「大藤園がなくなったら困ってしまうので、不祥事を起こした支援員だけが辞めて、うまく立ち直れるのか、自浄作用がないのにどうなってしまうのか」
下関市では、来月には、大藤園に対する処分を決定したいとしている。