日本との交渉担当者に経済発展省次官 露
日露の経済協力を巡る協議で、ロシア側のまとめ役を務めていたウリュカエフ経済発展相が収賄の疑いで訴追されたことを受けて、ロシア政府は、経済発展省の次官を日本との交渉担当者にすると発表した。
ウリュカエフ経済発展相は15日、ロシア最大の石油会社「ロスネフチ」が別の国営石油会社の株を取得することを巡って、2億円余りの賄賂を受け取ったとして訴追された。ウリュカエフ氏は容疑を否認しているということだが、プーチン大統領は「信用を失った」として、ウリュカエフ氏を解任した。
臨時代行には、経済発展省のエーリン次官が指名されたほか、日本との経済協力の協議には、同じく経済発展省のボスクレセンスキー次官があたるという。
ボスクレセンスキー次官は、これまでの日本との協議で実務面を担当してきた人物。ボスクレセンスキー次官は週末に行われるペルーでの世耕ロシア経済協力担当相との会談にも出席する予定。