露国際問題委員長「経済協力も進めるべき」
来日中のロシア議会上院の国際問題委員長が17日、日本テレビの取材に応じ、12月の日露首脳会談で北方領土問題の進展に期待感を示す一方で、経済協力も進めるべきだと強調した。
コサチョフ委員長は「日ソ共同宣言」署名60年の関連イベントなどのため来日していて、17日は両国関係の発展に尽力した鳩山一郎元首相の銅像への献花式典に参加した。コサチョフ委員長は日本テレビの取材に対し、12月の日露首脳会談について、領土問題だけに縛られず、両国の経済協力についても進展させるべきとの認識を示した。
コサチョフ委員長「(プーチン大統領と安倍首相には)信頼関係があり、互いの意見を聞く準備ができていると思う。プーチン大統領の訪日によって具体的結果が出ることを望んでいる。ただこの期待が領土問題のみに限定されるべきではない」
12月の首脳会談に向けては、ロシアからは今後、マトビエンコ上院議長ら要人が相次いで来日する予定。