熊本県の市房ダム、緊急放流を開始
熊本県は球磨郡水上村にある市房ダムで、19日午前3時すぎから緊急放流を始めたと発表しました。
熊本県では15日夜から事前放流を行ってきましたが、台風14号に伴う大雨でダムの水位が容量いっぱいに達するおそれが出てきたと説明しています。
緊急放流は、ダムの水位が8割を超えた場合に水位を一定に保つため、上流から流れ込む水と同じ量になるよう徐々に下流に流すものです。
当初、午前2時頃から実施の可能性としていましたが、上流域の雨が弱まったため実施を遅らせたとしています。
熊本県は「これまでより川の水の量が増えることになる」として、下流域の住民に対し、最新の情報に注意し最大級の警戒をするよう呼びかけています。
市房ダムの緊急放流は、1995年以来4回目です。