国交省、ビッグモーター34工場に行政処分 12工場には“車検場”指定取り消しの最も重い処分
中古車販売大手ビッグモーターによる保険金不正請求問題で、国土交通省は、違反が確認された34の整備工場に対し行政処分を行いました。
国交省は、7月に立ち入り検査を行った全国34の整備工場について、一部検査を行わずに車検を通したり、整備記録に虚偽の記載をしたなどの違反が見つかったりしたことから処分案を公表していました。
今月20日にビッグモーター側から意見を聞く「聴聞」が行われましたが、会社側は出席せず、処分案が確定しました。34すべての工場で10日から90日間安全に関わる整備事業の停止とするほか、浦和美園店や酒々井店など12工場では民間車検場としての指定を取り消す最も重い処分となりました。
ビッグモーターは全国に135の工場があり、国交省は残りの101工場についても、違反がないか調査を進めています。