中古車販売大手、「ビッグモーター」の店舗前の街路樹が枯れた問題で、東京都がビッグモーターに負担を命じていた、原状回復などにかかる費用およそ1600万円の納付が確認されました。

東京都はこれまで、都内14店舗の前にある植え込みの土壌調査を行い、除草剤の成分が検出された9店舗について、警視庁に被害届を提出していました。

都は今月3日、ビッグモーターに対し、この9店舗の土壌調査にかかった費用や今後の原状回復などにかかる費用、およそ1600万円を負担するよう命じていました。

都によりますと、11日午後に納付が確認されたということです。

除草剤の成分が検出された土壌は現在、警視庁の捜査のために保全が行われていて、都は原状回復の工事の具体的な開始時期については、未定だとしています。

都の担当者は「捜査の見通しがはっきりした段階で、速やかな原状回復を開始したい」としています。