ビッグモーターによる保険金の不正請求問題について、損害保険ジャパンが、調査委員会の中間報告書を発表しました。

この報告書は損保ジャパンがビッグモーター側の不正の可能性を知りつつ取引を再開したことについて、第三者による調査委員会を設置して調べていたものです。

報告書では、当時就任したばかりだった白川社長にとって、大きな取引を失うことは「経営者としてどうしても避けたいという気持ちがあった」などと再開に至った要因を指摘しました。

また、再開決定前に行われた役員のミーティングに関しても、「その場の議論の成り行きで重要な決定が下された」などと厳しく指摘されています。

調査委員会では、「判断が余りに拙速で不適切であったことは言うまでもない」と損保ジャパンの決定を評価しました。

最終的な調査報告は年内にも発表される予定です。