国交省、立ち入り検査のビッグモーター34店舗の整備工場すべてで不正確認 “民間車検場の指定取り消し”など処分の方針
中古車販売大手ビッグモーターが損害保険会社に保険金を不正に請求していた問題で、国土交通省は立ち入り検査をした全国34店舗の整備工場に対し、民間車検場としての指定取り消しなどの処分を行う方針を固めたことがわかりました。
国土交通省はことし7月、全国34店舗の整備工場に立ち入り検査を行い、不正があったかどうかの実態を調べていました。関係者によりますと、立ち入り検査を受けた34のすべての整備工場で不正があったことを確認したということです。
中でも悪質な12の工場については民間車検場としての指定を取り消し、ほかの工場についても一定期間の事業停止などの処分をする方針だということです。
国土交通省は、13日にも処分内容を公表し、来週、ビッグモーター側の意見を聞く「聴聞」を行ったうえで処分する見通しです。