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被災者「希望の光だ」 災害ボランティアの活動開始 地震で倒れた家具を次々と…

2024年1月27日 17:43
被災者「希望の光だ」 災害ボランティアの活動開始 地震で倒れた家具を次々と…
能登半島地震の被災地では、27日から3つの市や町で災害ボランティアの活動が始まりました。依頼した人からは、「希望の光だ」などと歓迎する言葉があがっています。

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石川県志賀町にある住宅に到着したのは、災害ボランティアです。

ボランティアを依頼した宮坂猶治さん。最大震度7を記録した元日の地震で、家の中は大きな被害を受けました。男性4人で持ち上げても、びくともしない暖房器具。そんな時はチームで知恵を出し合います。

「ばらします?ドライバーがあれば…」

地震で壊れて使えなくなった家具は、次々と軽トラックに。わずか30分で荷台がいっぱいになりました。

そんな様子を見ていた近所の女性は……

近所の人
「誰に頼めばいいですか?」

ボランティア
「ボランティアセンターに連絡してもらって」

現在、町では事前に申し込みがあった住宅にボランティアを派遣。その手を借りたい人は、今後さらに増える見込みです。

ボランティアを依頼した宮坂猶治さん
「本当にちょっと心が楽になった。何回も利用できるなら、またお願いしたい。(ボランティアは)希望の光でしょうね。どこも待っているはず」

県では、来月2日までのボランティアのべ約580人を募集したところ、開始からわずか3分で定員となっていて、来月3日以降については、今月31日から募集する予定です。