大船渡市山林火災 被災漁師がワカメ収穫に向け準備
大規模な山林火災が発生した岩手県大船渡市では、地元産業への影響が続く中、被災して漁ができない漁師が養殖ワカメの収穫に向け、準備作業を行っています。
綾里漁港では13日から、一部の漁師がワカメ漁を再開しています。しかし、およそ60軒あるワカメ漁師の中には、山林火災で被災し、漁に出られない人もいます。
綾里漁港養殖組合の千葉泰治さんは、ボイル用の釜が焼けてしまったため、知人から釜を借り、慣らし運転を行うなどして、今後の漁に備えています。
養殖ワカメ漁師・千葉泰治さん(53)「なんとかここまで来たなというのが率直なところだが、被災した人が結構いるので素直には喜べない」
千葉さんは、今週半ばにワカメの刈り取りができるよう準備を進めるということです。
最終更新日:2025年3月17日 1:02