高知・馬路村魚梁瀬で400ミリ超・・・各地で5月としては記録的な大雨に
6日(土)から8日(月)朝にかけて、西日本から東北の広い範囲で断続的に雨が強まり、5月としては記録的な大雨となった所もありました。
低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、6日(土)から8日(月)朝にかけて、西日本から東北の広い範囲でまとまった雨となりました。断続的に強い雨が降り続いたことによって、5月としては記録的な大雨となった所もあり、各地で一時、土砂災害や河川氾濫の危険が高まりました。
8日(月)午前11時までの48時間雨量は、全国でもっとも多くなった高知県の馬路村魚梁瀬で443.0ミリとなったほか、神奈川県の箱根で367.5ミリ、長野県の御嶽山で345.0ミリなど、山沿いの地域を中心に300ミリを超える大雨となりました。また、千葉で152.0ミリ、富山で160.0ミリ、神戸で151.0ミリ、長崎で167.0ミリなど、全国各地で5月としては1位となる記録的な雨量を観測しています。
5日(金・祝)に能登地方を震源とする地震によって震度6強を観測した石川県の珠洲市でも、8日(月)午前6時50分までの48時間で117.0ミリの大雨が降り、土砂災害の危険度が高まりました。
雨の峠はすでに越え、天気は次第に回復に向かっています。ただ、大雨によって川が増水していたり、地盤が緩んでいるおそれがあります。川や崖など、危険な所には今しばらく近づかないようにしてください。