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“検索結果に逮捕歴”グーグルに削除命令

2015年7月2日 16:41
“検索結果に逮捕歴”グーグルに削除命令

 グーグルで検索すると過去の犯罪歴が分かるとして、30代の男性が検索結果の表示の削除を求めた仮処分申請に対し、さいたま地裁が先月、グーグルに削除を命じる仮処分決定を出していたことが分かった。グーグルは決定を不服として争う方針。

 この男性は、2011年に女子高校生に金を払ってわいせつな行為をしたとして逮捕され、児童買春禁止法違反の罪で罰金50万円の略式命令を受けていたという。男性は、グーグルで自分の名前などを検索すると、当時の記事が転載された掲示板などが表示されるのは「人格権の侵害」としてグーグルに削除を求める仮処分をさいたま地裁に申し立てていた。さいたま地裁は先月、男性の主張を大筋で認め、グーグルに対し、検索結果に表示される49件のリンク先を削除するよう命じる仮処分決定を出したという。

 グーグル側は「表現の自由や利用者の知る権利を侵害する危険性が高い」として、さらに争う方針。