新国立競技場 総工費の約4割が“屋根”
2020年東京オリンピック・パラリンピックのメーン会場となる新国立競技場の総工費2520億円のうち、4割近い950億円が屋根の部分にかかることが明らかになった。
7日に開かれたJSC(=日本スポーツ振興センター)主催の会議で、新国立競技場の建設計画について、総工費2520億円の内訳が示され、おおむね了承された。アーチ状の屋根の部分には950億円が必要で、そのうち約400億円は鉄の調達費用にかかるという。当初より予算が増えた原因については、特殊なデザインのため、技術の高い人材を確保する必要性が生じたことや、建設資材の高騰、消費税増税をあげている。
また、大会後に設置される開閉式の屋根などの設置費用には、さらに少なくとも260億円が必要になることも明らかにされた。