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100年の時を経て復活「或る列車」とは?

2015年7月17日 19:09
100年の時を経て復活「或る列車」とは?

 JR九州の新しい観光列車が17日、報道陣に公開された。その名も「或(あ)る列車」。100年の時を超えてよみがえった幻の列車だ。

 報道陣に公開された「JR KYUSHU SWEET TRAIN 或る列車」は、金色に唐草模様が施された気品漂う車体だ。この列車の基になったのが、明治時代、当時の「九州鉄道」がアメリカに発注した豪華列車。九州鉄道が国有化されたため一度も活躍する機会がなく、幻の「或る列車」として愛好家の間で語り継がれてきた。

 その後、神奈川県横浜市の原鉄道模型博物館で「或る列車」を再現した模型とJR九州の青柳社長が出会ったことがきっかけだった。

 その模型を基に豪華寝台列車「ななつ星 in九州」を手がけた水戸岡鋭治さんがデザインを担当。100年の時を超えてよみがえった。

 車両の天井や組子などには「ななつ星」と同じ技術が使われている。また、車内では九州の食材を使った食事とスイーツなどが約2時間のコースで楽しめる。

 「或る列車」は、来月8日から週末を中心に大分~日田間の1日1往復で運行をスタートさせる。

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