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箱根 8月宿泊施設予約が前年比53.7%

2015年7月22日 17:45

 先月末、噴火警戒レベルが「3」に引き上げられた神奈川県の箱根山の大涌谷に関連して、箱根町が行った調査で、例年最も客が訪れる8月の宿泊施設の予約状況が前年と比べて半分程度まで落ち込んでいることがわかった。

 この調査は、箱根町が観光の盛んな箱根湯本や仙石原など5地域の宿泊業や飲食業の施設を対象に、今月2日から21日にかけてアンケート形式で行ったもの。それによると宿泊業では今月1日現在、7月の宿泊施設の予約状況は前年同期比で62.9%、最も客が訪れる8月の予約状況は53.7%と大幅に落ち込んでいる。また、飲食業でも6月の売り上げが前年比61.2%と、それぞれの業種で軒並みマイナスとなっている。

 箱根町はこの調査結果について、今月1日現在のデータであることから、先月末に噴火警戒レベルが「3」に引き上げられた影響が反映されておらず、さらに売り上げが減少することを懸念する一方で、先週から今週にかけての3連休では多くのホテルで宿泊率が100%だったことなどから、引き続き観光客の誘致活動を行い、今後の売り上げの回復を期待しているという。

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